ADPCM風を使う

記事作成日:2013年6月29日(土)

1. チップチューンを作りたい

チップチューンの作り方がよくわからないけどチップチューンを作りたい勢です。
新しく知ったことがあったので記事を書きます。

2. 矩形波・三角波・ノイズ、だけじゃない!

だけじゃない! PCMもどきも使えるらしい! だったら使ってみよう。
というのが、今回のお話です。

3. 本当に?

例えば、『スーパーマリオ3』のBGMに使われているようです。
引用目的ならちょっと使っても怒られないかな…と思いつつ引用。
「♪タカタンッタンッ」と陽気に鳴るパーカッションの音がそうですね。
(情報元 : ファミコンにはPCM音源が入ってる事実 - まぐろぐ

4. 作ってみよう

DPCMやADPCMがよくわからないし、
ADPCMのサンプリング周波数やビットレートの情報も手に入らない。
ここは、 8bit/8000Hz だったということにして、
音楽編集ソフト「Sound Engine」を使って、録音したwavファイルを変換してみました。

・通常:ティンバレス

・8bit/8kHz:ティンバレス

・通常:女の子の声

・8bit/8kHz:女の子の声

※声の素材は、『あみたろの声素材工房』より使わせていただきました。

5. 結果

いい感じに音質が劣化して、昔のゲームっぽさが現れた気がします。
もっと劣化させてもいいくらいかもしれません。

6. そして実用へ

これを踏まえて、スネアの音を劣化させてサンプリングし、少し曲を作ってみました。

ファミコン音色と合わせてみると、なかなかになじみますね。

7. 結論

チップチューンを作っているときに、
カウベルなど特定のパーカッションの音をどうしても使いたいときは、
8bit/8kHz くらいの低品質にPCMを変換してからサンプリング素材として使うようにすると、全体になじみそうです。